お疲れさまです!のりおです!
長距離運転手といえば全国各地を走っていますね。
47都道府県様々な場所へ荷物を運んでいるのですが、仕事によってはなかなか全ての都道府県を巡るのは至難の業です。
今回は私が東京の運送業界に入社してから5年ほどで『日本全国の47都道府県を制覇した話』を紹介します。
※制覇といっても、1度荷降ろしをしただけでも、その県を制覇としています(笑)
最初の仕事はいきなり東京から兵庫県姫路市だった!
私が20歳で入社して与えられたのはトントントントン日野の2tではなく、4t平車でした。
同期入社の同僚は走行距離の少ないターボ車だったのに対して、私のトラックは生エンジンで黒い煙を吐きまくるイカした平ボディでした(悲)
マニュアル車は普通免許を取得する際、教習所で運転しただけな状態で4t車を与えられたのです。
いい加減な会社だったので2t車で見習いをするといったことはなく、いきなりの長距離デビューでした。
そしてトラックでの仕事デビューは兵庫県姫路市向け(笑)
その距離なんと東京から600km超!!
名神?中国道?山陽道?なんですかそれ?状態でした(^^;
キープレフトも知らず、パッシングされ、吹田ジャンクションも神戸北ジャンクションも記憶がありませんでした。
20年以上前の話ですので、今思えば運行管理もめちゃくちゃで、よく命があったなぁと思います。
現在では運行管理やコンプライアンスが徹底されている時代ですので、そんな会社は少ないと思いますが、今となっては笑い話にしています。(現在は転職して法令順守の会社に勤務していますよ!)
その後は順調に都道府県をクリアしていきます
当時の荷主は全国に機械や部品を販売している会社でしたので、順調に各地に納品をしていました。
北は北海道、南は沖縄まで、意外にもフェリーを使用する納品先は順調にクリアしていったのです。
長距離ドライバーを始めて楽しかったのは、なんといっても食事です。
とにかくラーメンが大好きだったので訪れる場所場所でトラックを止めてはご当地ラーメンを食べたものです。
ほかにも社会科の教科書やTVでしか見たことのなかった建物・景色を自分の目で確かめることができたのは日本人として嬉しく、楽しく、有意義でもありました。
さらに各地の人々との会話が楽しく、方言も相まって、とても親切に感じたものです。
なかなか辿り着かなかったのは鳥取県と高知県
トラック運転手になり4年ほど経ったころ、全国制覇まで残すところ2県となっていました。
残るは鳥取県と高知県。いずれ訪れると思っていましたが、これがなかなかクリアできませんでした。
たまたま配車されなかったということもありましたが、同僚に聞くとやはり鳥取・島根・高知あたりはなかなかお客さんがいないということでした。
そしてついに入社してから5年後、鳥取県米子市、高知県南国市に納品をして見事全国制覇となったのです。
何度も言いますが、制覇の定義は納品するだけです(^^;
こうして長いようで短かった全国制覇への道のりですが、普通免許だけで入社し、いきなり4t車で駆け抜けた5年間はとても楽しい時間でした。
長距離トラックドライバーでの全国制覇を振り返って
当時、全国制覇をしたあとは転職をして、軽貨物や2t車での配達を経験し、フォークリフト・ユニック・大型を取得して様々な運送業務を経験しました。
今思えば、長距離トラックに乗って感じてきたことはたくさんあります。
・全国の絶景やランドマークなどを実際に見ることができた
・大好きなラーメンをはじめ、ご当地グルメを満喫できた
・地名、地理に詳しくなれた(TVで映るとピンときます)
・様々な方言に接することができた
・全国各地のお土産をゲットできた
・それなりに給料がよかった
・土日発着が多く友人と休みがなかなか合わなかった
・運転時間が長いため運動不足がちだった
・家を空けることが多いため家族との時間が少なくなってしまう
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