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運送業は人手不足の中、コロナウイルス問題でも生活に必須な仕事

コラム

2020年が始まりオリンピックイヤーとなる令和2年もまさかの新型コロナウイルス感染拡大による影響で世界はもとより、日本にも激震が走りました。
マスク不足、トイレットペーパーの買い占めによる店頭在庫不足、有名人にも多数感染が確認されるなど、ニュースもコロナ一色となりました。
そんな中、人々は2020年4月に発令された「緊急事態宣言」により対象地域では外出自粛を要請され、密閉空間・密閉場所・密接場面といった3つの「密」を避けるための行動を余儀なくされました。
飲食店やサービス業など売上が激減し、経営の存続も危ぶまれている状況ですが、人々は生きている限り生活を継続しなくてはなりません。
生活を継続するためには食品やインフラは必須でそれに付随して物流業も同様になくてはならないものです。
ざっくりと物流業といっても業種的に打撃を大きく受けている企業もたくさんあります。
しかしこうした中でも、より需要がある運送業・物流業があると思います。

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アマゾン・楽天などの宅配事業は好調

外出自粛を受けて人々はネットショッピングを利用する機会が増えてきました。
人込みを避けるためネットスーパー・ECショップでの買い物が便利なことから、もともと副業としても注目されている軽貨物運送業などの宅配事業の需要が増えてきています。

車両を自分で用意し営業ナンバー取得や開業届などハードルが若干高く見えますが、車両のリースや手続きをサポートしてくれる会社もあるなど、最近は始める方が多いようです。
このタイミングで始めるのはチャンスかもしれませんね。

食料品関係も生活に必要な物流

メーカーから小売店などへの配送は毎日変わらず行われています。
ロックダウンの噂や緊急事態宣言発令時は一時的に買い占めなどによる在庫ダウンはあったものの、ほぼ通常通り生産は続いており、食料品関係の物流は継続しています。

特にデリバリー業界は好調を機に大幅な採用を実施しているようです。

インフラ関係の物流は止められない

電気・水道・ガス・石油・道路などのインフラはそれ自体の継続が必須のため、最低限の事業活動を行います。
それに伴う物流関係も同様に継続しなければなりません。
関連する物流会社も仕事が壊滅的状況にはなりにくいでしょう。

インフラ関係を担う運送・物流会社は信頼のある大手企業が多いため、求人があった場合はチャンスかもしれません。

インフラ事業に供給するメーカー系企業も輸送会社と契約している場合がありますから、そのような輸送・物流会社も安定感があります。

タクシー・バス業界は大打撃

特に観光バス業界はニュースにもなっているように壊滅的に仕事が激減しているようです。
体力のない企業は従業員の給与を支払えず解雇に至っている会社も多く聞きます。
外出を控える分、タクシーも同様に顧客が減少し、タクシー乗り場には客待ちの長蛇列ができているようです。

路線バスや鉄道会社も減便の調整を検討し、このままいくと減収は避けられない状況です。

国はこうした社会を支える物流会社の危機に対して給付などの支援をし、何とか危機脱却をサポートしていただきたいものです。

おわりに

ここまで簡単に述べてきましたが、
国内外が危機的状況に陥る中、日本を支える物流・運送業界は、どの業種も必要ではあると同時に、危機的要因によっては大きな岐路に立たされてしまうといっても過言ではありません。
今現在、はたまた今後、場合によっては転職によって運送会社・物流会社で勤務していく場合、今回のコロナウイルス騒動は自分の将来を考えるに十分すぎる出来事なのかもしれません。

発送~輸送~納入 人と人を結ぶ物流経済がウイルスに負けぬよう、必ず日本、世界が復活を遂げるためにも、あなたも感染予防に努めてみんなで乗り越えていきましょう。

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