トラックは私たちの生活の中のあちらこちらで見かけますね。
そのトラックのナンバープレートをよーく見ると札幌ナンバーから鹿児島ナンバーまで、実にいろいろな地方のトラックが全国を駆け巡っているのに気がつきませんか?
この長距離ドライバーの皆さんは運行が長いと自宅に帰れない場合があります。
さてさて、そんな時、お風呂やシャワーはどうしているのでしょうか?
今回は長距離運転手を15年経験してきた私が「トラックドライバーのお風呂・シャワー事情」について解説したいと思います!
長距離ドライバーはきれい好きな人たちです
長距離トラックともなると、会社の車庫を出発してから長いと1週間くらい帰らないなんてこともあったりします。
もし出先で入浴できないとなると大変なことになってしまいますね>_<
まさかお風呂に入らず不潔な職業?
なんてことはありません。
実はトラックドライバーたちは全国あちこちにある入浴施設を利用して、きれいサッパリ身を清めながら、日々の業務をこなしているのです。
トラックドライバーはお風呂セットを持ち歩いている
あなたは「お風呂セット」と聞いて何を思い浮かべますか?
そう、銭湯や健康ランドに行くときに持っていく「Myお風呂セット」のことです。
カゴの中に石鹸やらシャンプーやら入っているアレです。
その「お風呂セット」を長距離トラックドライバーの方々は出先で入浴する時のために持ち歩いているんですよ。
ちなみにお風呂セットの中身はこんな感じ
・リンス
・洗顔フォーム
・ボディソープ
・垢すりタオル
・髭剃り
・シェービングクリーム
・歯ブラシ、歯磨き粉
などなど、自宅さながらの入浴グッズを持ち歩いているのです。
タオルはもちろん、ドライヤーも持ち歩いてるドライバーもいますよ。
意外と!?みんなきれい好きなんですね。
さてさて、あの大きなトラックでどこでお風呂に入るのでしょうか。
ドライバー御用達!主な入浴施設を6つ紹介!
トラックステーション
全日本トラック協会がが運営する休憩&情報提供施設です。
全国に27ヶ所整備されており(2020年5月現在)運行情報や宿泊、食事、給油施設、そして入浴施設が用意されています(施設によって異なります)
シャワーのみや、大浴場まであり、トラックドライバーには有難い施設となっているんですね。
料金は有料で500円程度で入浴することができます。
ガソリンスタンド
道路を走っていると、トラックが給油できる大きなガソリンスタンドを見かけることがありますね。下記のようなトラック給油可能スタンドの中にはシャワーを併設しているところがあります。
- 宇佐美
- エネオスウイング
- 鈴与
- IKKO
などなど、トラック向け給油機を備えたガソリンスタンドは全国各地に展開されています。
これらの給油所にはトラック向けの大きな洗車機や駐車場、整備ブースなどもあり、店舗内にはトラックドライバー向けのアイテムが揃っているんですね。
・トラックのカスタムグッズ
・カップ麺などの軽食
どれも有難いものばかりです。
また、場所によってはトラックを駐車して、車内で仮眠を取れるところもあります。
話が逸れましたが、トラック御用達ガソリンスタンドでは入浴や洗車、休憩など、なくてはならない施設となっています。
高速パーキング
言わずと知れた高速道路のパーキングエリアです。
おなじみの食事にお土産、トイレにガソリンスタンド、イメージが湧きやすいですよね。
このパーキングエリアにも入浴施設を備えているところがあるんです。
・コインシャワー
比較的スペースは狭いですが、その分設置数も複数あり、回転率がよいのが特徴です。プールにあるシャワーといったイメージです。
料金は10分200円(延長5分100円)程度です。
・大浴場(温泉もあり!)
高速道路に大浴場!?実は広ーいお風呂もあるのです。
宿泊施設と併設されている大浴場やスーパー銭湯型などがあります。料金は700円前後で運転や旅の疲れを癒してくれますね。ここで役立つのが先ほど紹介したお風呂セットです。トラック運転手はもちろん、一般の方やキャンピングカーの方たちもお風呂セットを持って入浴しているのがわかります。。
健康ランド・スーパー銭湯
都市部などではなかなか難しいですが、地方の健康ランドなどは駐車場が広く、バスやトラックが駐車できるところもあります。
トラック駐車OKの施設も多いので、事前に確認してから利用するといいですね。
道の駅
あなたの住んでいる近くに道の駅はありますか?
“「道の駅」は3つの機能を備えており、24時間無料で利用できる駐車場、トイレなどの「休憩機能」、道路情報、観光情報、緊急医療情報などの「情報提供機能」、文化教養施設、観光レクリエーション施設などの地域振興施設で地域と交流を図る「地域連携機能」があります。”
参考 道の駅公式サイト
なんと全国に1000カ所以上もあり、それぞれに特色があります。
そして「入浴施設」を備えている道の駅もあり、一般の方からキャンピングカー、そして職業ドライバーまでもが利用しているんですね。
入浴施設がある道の駅はここから調べてみてくださいね。
ご当地温泉
全国をあちこち運行していると有名温泉から初めて知る温泉など、「仕事の疲れを癒したいな~」と思うことがちらほら。
こちらも地方部だとトラックの駐車が可能な施設がありますので、運行時間に余裕があればゆっくり浸かっていきたいですね。
くれぐれも仕事を忘れないように気をつけましょう笑
まとめ
いかがでしたか?
長距離や中距離ドライバーは長い運行中に様々な場所で入浴・シャワーしていることがわかりますね。
他府県ナンバーのトラックを見かけたら、お風呂セットを持って今日はどこへ行くのか想像してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました♪