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高速道路の追越し車線でトラックが右ウインカーを点灯する3つの理由

トラック

高速道路を走っているとき、追い越し車線(一番右側の車線)を走っているのにトラックが右ウインカーを点灯して走っているのを見たことはありませんか。
首都高速などの右側流出の降り口ならわかりますが、そうではなくそれ以上右に車線変更できない追い越し車線で右ウインカーを点灯することがあるのです。
あおり運転問題もあり、パッシングをしながら右ウインカーをチカチカするような車はあまり見かけなくなりました。

ではなぜ右ウインカーを点灯するのでしょう?

実はトラックが追い越し車線上で右ウインカーを点灯することには理由があったのです。
それでは長距離トラック運転歴15年ののりおが解説していきます。

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道を譲っている

結論から言うと一番多い理由が『道を譲っているから』になります。
自車両が追い越し車線走行中、斜め左前方に追い越し車線へ車線変更する車両がいた場合、相手車両がスムーズに車線変更できるように右ウインカーを点灯して前方を譲っているのです。

(夜間は併せてライトを消し、車線変更を促したりしますね)

大型トラックともなると全長が長いため(12m!)後方の距離感をつかむのが乗用車と比べるとコツがいります(空間認識が難しい)このため右ウインカーで合図することにより前方の進路を譲っているのです。

減速の合図

実は同時に、後方車両への減速の合図にもなります。
エンジンブレーキだけではストップランプが点灯しないので減速がわかりやすいですね。

(実は減速の合図でもあります)

単調な運転になりがちな高速道路では前方車の減速に気がつきにくい場合があります。
ましてや前方に大型トラックが走行していると、その車体の大きさから前方の視界が妨げられてしまうので、その先の道路状況が把握しづらかったりします。
このような時のためにも右ウインカーを点灯し、後方車へ減速を合図しているのです。ブレーキランプがあるじゃないかという声が聞こえてきそうですが、単調な高速道路だからこそ右ウインカーで気付きを与え、ブレーキランプで減速、さらには緊急減速の場合はハザードランプで知らせるといった運転をしています。

単なる消し忘れ

あなたもありませんか~

トラックに限った話ではないですが、高速道路で見かける光景がウインカーの消し忘れです(笑)
高速道路では走行音の大きさからウインカーのカチカチ音が聞こえづらく、また前方の動向に注視しているため、なかなかメーターパネルに気づかないといったことがあります。

追い越し車線であればいずれ走行車線へ戻りますから、その時に気づくことができますね。皆さんぜひともウインカーの消し忘れには気を付けましょう!

まとめ

というわけ『トラックが高速道路の追い越し車線で右ウインカーを点灯する3つの理由』についてお話ししました。
理由については下記になりますね。

  • 道を譲っている
  • 減速の合図
  • 単なる消し忘れ

トラックドライバー社会から生まれた独自のルールはバスや一般車へも広がってきています。
あなたもトラックが高速道路の追い越し車線で右ウインカーを点灯しているシーンに遭遇したら上記を思い出してみてくださいね。

それでは今後もトラックや運送業界の不思議や疑問を記事にしていきたいと思います。

あわせて運送・物流業界の用語集も覗いていってみてください。

のりおでした!

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