【か行】運送・物流用語集

帰り荷(かえりに)

納品後、空車のスペースに貨物を積んで戻ること。

例)大阪で帰り荷拾って翌着で横浜下ろしだよ。

対義語:行き荷
類義語:帰り便

帰り便(かえりびん)

帰り荷を積載し、戻る便のこと。

例)帰り便を利用して1運行の利益を上げよう。

ガッチャ

ラッシングベルトのこと。
荷締めの際、ラチェット部がガチャガチャいう様から。

カットイン

急に進路を変え、割り込むこと。

例)乗用車にカットインされて急ブレーキ踏んじゃったよ。

カムバック

目的地から帰ること。会社へ帰ること。

例)新潟マイナス完了。これよりカムバックします。

カンカン

過積載違反の取り締まりのこと。
一般道、高速道路ともに実施されている。

例)料金所の先でカンカンやってるよ。

観音(かんのん)

箱型トラック後部の観音開き式扉のこと。

脚絆(きゃはん)

布や皮でできたズボンの上から脛(すね)に巻く、引っ掛けや足の甲を防護する安全用具。

QR(キューアール)

渋滞の意味。
無線用語で混信の意味から。

例)いまQR中だよ。

首振り(くびふり)

トレーラーのこと。
ヘッド部分とシャシー部分が分割されていることから。

ケツ降ろし(けつおろし)

車両荷台後方より貨物を降ろすこと。
バラ積みの場合、前方と後方の行き来が大変な作業となる。
プラットフォーム式倉庫や工場の場合、このケツ降ろしとなる。
フォークリフトの爪の挿し口が車両後方の場合、コンテナも開口部が後方となるのでケツ降ろしとなる。

関連:プラットフォーム

ケツ荷(けつに)

車両荷台後方に貨物を積むこと。またはその貨物。
後方に積載することで前方荷重が軽くなり、操縦性能が落ちるデメリットがあるが、積雪路面の場合に駆動力が伝わりやすいメリットもある。

対義語:前荷

ケツふり・尻ふり

・トラックはリヤオーバーハングが大きいため外輪差によって生じる膨らみ。
・特に前輪1軸後輪2軸車(10輪・引きずり)が膨らみが大きい。

例)そこのT字路を曲がるときケツ振ってガードレールこすっちゃた。

・車両が走行中に急な車線変更をした際、その全長の長さから後部が大きく振れる様。

例)大型トラックがケツ振ってカットインしてきて頭にきちゃったよ。

月光仮面(げっこうかめん)

白バイのこと。
若い世代の方は馴染みがないと思いますが、昭和の時代にサングラスに全身白づくめの格好でバイクにまたがる月光仮面という番組があったことから白バイを意味した無線用語。

現着(げんちゃく)

現場到着の略語。

誤配(ごはい)

誤って配達してしまうこと。

例)こないだの誤配、始末書ものだってさ。

類義語:テレコ

ゴーヘイ

玉掛け合図による巻き上げの意。「go ahead」(ゴーアヘッド)先に行くの意から。

例)親(ブーム)ゴーヘイ

対義語:スラー・スライ

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