街中を走る配達のトラック、国道を行き交う大型車、私たちの日常には日中も夜間も休むことなく、絶えずどこかでトラックが走っていますね。
日本経済の要、縁の下の力持ち。そんな物流に関わるトラックドライバーのお仕事ですが、中には3K(きつい・汚い・危険)というイメージを持っている方もいると思います。
そこで今回は、運転手歴10年以上、運送業界20年の私がトラックドライバーの実態についてお話したいと思います。
3Kかどうかは考え方次第
といって始めから結論なんですが、どんな仕事も考え方次第なんだと思います。
しかし、この記事を読みに来ていただいたのは、きっと
- トラックドライバーの評判が気になった
- 転職(就職)を考えている
- 友人やパートナーなどがトラックドライバーなので、興味があった
というようなことから訪れていただいたのだと思いますので、私の考えを書いてみようと思います。
トラックドライバーの仕事はきついのか?
まず、きついかどうかは、仕事内容によって、運ぶもの、会社により当然変わります。
もちろんここで言うのは、精神的な部分より、体力的にきついか?ということです。
荷積みや荷下ろしの場合は?
一つ一つ手作業で多量の荷物を詰めば大変だし、その荷物自体が軽ければ、たいしたことがないかもしれませんね。
トラックにパワーゲート(昇降リフト)が付いていて、荷物も車輪付きのカゴテーナであれば、体力はさほど使わないでしょう。
また、トラックにシートを掛ける平ボディタイプの場合、炎天下の下では辛い作業かもしれません。
この平ボディやウィング車などは、フォークリフトでの積み下ろしの場合も多いので、この場合は作業自体のキツさは少ないと言えます。
運転中の場合は?
こちらも、一日中運転している場合と、何十件も配達する場合とでは、運転をするスタイルが違ってきますね。
前者の場合だと、運転席こそエアコンが効いて快適かもしれませんが、長時間運転は疲労が溜まるものです。
後者は、トラックの乗り降りが多いので、それなりの疲れにはなりますね。
私は、どちらも経験していますが、やってしまえば慣れるというものです。
トラックドライバーの作業は汚いか?
これも考え方、作業内容次第です。
もちろん汗をかく仕事ですから、不潔にしていたら臭い汚いと言われてしまうかもしれません笑
逆に私の周りのドライバーさんは清潔好きで、積み下ろし作業が終われば、顔を洗い手を洗い、スキンシートやデオドラントスプレーでケアしてます笑
積荷や作業環境によって臭うかも
私は、臭いの強い積荷や、環境での作業経験がありませんが、そのような環境の方は、やはり清潔に気を配り、ケアを怠らないかもしれませんね。
長距離運転にはお風呂セット
長距離ドライバーとなると、気になるのが、入浴ですよね。
彼らはお風呂セットを携帯し、全国各地にあるシャワースポットで毎日体を清潔にしているのです。
高速道路のパーキングには、コインランドリーが併設されているところもあるんですよ。
トラックドライバーの仕事は危険?
これは漠然と危険かなぁと思っている方が多いのでしょうか。
確かに車も大きいし、荷物も重量物もあります。
危険が潜んでいるのは間違いないでしょう。
では、どのような危険があるのかお話したいと思います。
積み下ろし時の危険について
トラックドライバーの積み下ろし作業というのは、手作業からフォークリフトや大型クレーンを使用するなど、多岐にわたります。
当然、足をひねったり、荷台から落ちるなど、注意をしていれば防げることが多いです。
軍手をする、ヘルメットを被る、安全靴を履くといった基本の事を守れば、危険から身を防ぐことができます。
荷台で足をひねり、骨折をした人を見たことがあります。
また、安全靴をきちんと履かずに釘を踏んでしまい、出血をした人もいました(何を隠そう、私です^_^;)笑
どんな仕事もそうですが、気の緩みが大きなミスや事故を引き起こします。
トラックの積み下ろし作業はきちんと基本を守れば、大きな危険はないと言えるでしょう。
運転時の危険について
先ほども述べましたが、トラックは乗用車と比べて大きいです。
大きい分、内輪差・外輪差や、高さなど、気をつけるところは、乗用車のそれと大きく違ってきますね。
なんといっても、トラックは事故が起きてしまうと規模も大きくなってしまいます。
プロドライバーですから、体調管理や安全確認、車両の点検など、安全運行の基本項目は確実に行わなければなりませんね。
プライドを持った運転手ならば、確実な安全確認、安全運行を行っているでしょう。
もしあなたがプロドライバーを目指しているのならば、上記を取り組んで、がんばってください!
ドライバー業は3Kなのか?まとめ
てなわけで、最初の方でも結論は書きましたが、
- 3Kかどうかは考え方次第
- 仕事内容や会社によっていろいろ
というのが根本です。
そして、
- 体力に自信がなくてもこなせる仕事もある
- トラックドライバーはきれい好きが多い
- 危険も伴うこともあるが確実な安全確認ができれば大丈夫
というわけで、比較的高めな収入を得やすいトラックドライバーですが、今回お話したように、大変な部分もあるかと思います。
しかし、3Kというような、きつい、汚い、危険といったイメージではないと思います。
日本の物流を支える縁の下の力持ち!
トラックドライバーがんばれo(^▽^)o
のりおでした!
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