トラックドライバーって本当に「3K」なの?
トラック運転手って「3K」だよね~って、よく言われるんです。
ちなみに「3K」とは、きつい・汚い・危険のこと。
でも、それって本当?
実際に20年以上この業界で働いてきた僕から言わせてもらえば、「うーん、それ言い過ぎじゃない?」って感じなんです。
この記事では、そんなイメージがつきがちなトラックドライバーの仕事を、ガチの現場目線で語ってみようと思います。
3Kその1:トラックの仕事は「きつい」のか?
まずは「きつい」というイメージ。
これは正直…仕事内容による!としか言えません。
たとえば、重い荷物を1日中、手積み・手下ろししてる現場なら、そりゃもうきついです。
でも今は、
- カゴテーナ(台車みたいなやつ)
- パワーゲート(自動リフト)
- フォークリフト積み下ろし
こういった設備や方法を取り入れてる会社も多いので、肉体的なきつさはかなり軽減されてるのが実情です。
あと、「長距離運転がきつそう」ってイメージもあると思いますが、これも人によります。
深夜に静かな高速を流すのが好きな人もいるし、音楽聞きながら1人時間を楽しむタイプも多いですよ。
きつさ=全部が悪いわけじゃない。
逆に、「自分のペースでできるからラク」という声もあるくらいです。
3Kその2:「汚い」仕事ってホント?
お次は「汚い」。
これもよく言われますけど…実際はそこまでじゃないです。
もちろん、汗はかきます。
夏場はシャツがビシャビシャになることもあります。
でもそれって、「外で働く仕事」ならどこも同じじゃないですか?
それに今のドライバーって、意外とみんな清潔好き。
- タオル&着替え常備
- 除菌シート・ボディシートでサッパリ
- お風呂施設つきのSA・PAでしっかり入浴
特に長距離ドライバーなんか、風呂セット常備はもはや基本です(笑)
ちなみに最近のトラックも、内装がめちゃくちゃキレイなんですよ。
自分で掃除して、好きな芳香剤置いて、まさに“動くマイルーム”。
「汚い仕事」っていうより、「ちゃんとすれば清潔に保てる仕事」ですね。
3Kその3:「危険」な仕事って本当?
さて、3Kの最後「危険」。
これについては、確かにリスクはあります。
なにせ、大きな車を動かして、重たい荷物を扱うわけですから。
じゃあ、どうやって防ぐの?
ポイントは3つ。
- 安全装備の徹底(ヘルメット、安全靴、軍手)
- ルールを守る(積み下ろし手順、速度、点検)
- 無理をしない(眠い時は寝る!)
この3つを守るだけで、ほとんどの危険は回避できます。
ちなみに僕は昔、安全靴をサボって釘を踏んだことがあります。
あれはマジで後悔しました…(血の涙)
あと運転中の事故も怖いですが、近年は安全装置付きのトラックが主流になってきてて、事故リスクもかなり減っています。
結局のところ、「危険かどうか」は自分次第。
結論:トラックドライバー=3Kではない!
きつい、汚い、危険――それが「3K」。
たしかに一部では当てはまるかもしれません。でも、全体を見れば必ずしもそうじゃない。
- 仕事内容によってきつさは大きく変わる
- 清潔さは自分次第でいくらでも保てる
- 安全管理を徹底すれば、危険は最小限
それに、やりがい・自由度・稼げる職種って視点で見れば、トラックドライバーはかなり魅力的。
ひとりで自由に働きたい人、人と接するのが苦手な人には、むしろ天職かもしれません。
さいごに:業界歴20年ののりおから一言
昔ながらの「3K」イメージに惑わされず、今のドライバー事情を知ってもらえたら嬉しいです。
トラックの世界は、想像以上に変化しています。
設備も良くなり、待遇も見直され、安全意識も上がっている。
そんな今だからこそ、「これから始める人」にとってはチャンスです。
トラックがなければ、コンビニもネット通販も成り立たない。
物流を支えるって、めっちゃ誇れる仕事なんです。
迷ってるなら、一度は飛び込んでみる価値アリですよ!
以上、元・全国爆走ドライバー、現・配車のりおからの現場レポートでした!
コメント